今月に入ってから、kindleの表紙デザイン作成のご依頼をいただきまして、作成させて
いただきました。
kindleなどの電子書籍の場合、紙媒体の書籍と違って、実際に手に取ってみることは
ありません。
また、読者と本の接点と言えば、本の表紙のみになるので、表紙でできるだけその本が
どんな内容なのかがわかるようにしたいですね。
これが、「電子書籍は表紙でほぼ9割決まる」と言われる所以でしょうか。
そこで、電子書籍の表紙作成のポイントを簡単にまとめておきたいと思います。
1.表紙の寸法
縦と横の幅の比率が1.6:1になるようにするとよいです。
※但し、最小は長辺が1000px(=短辺は625px)です。
ちなみに、Amazonが推奨している寸法は、縦2560×横1600pxです。
下の画像は推奨寸法で作成、アップロードした表紙のサンプルです。
すんごい大きいですね(^^ゞ
2.ファイルのサイズ
画像サイズは50MB未満。
…といっても、50MBってどんだけの大きさかわかりませんよね(^^ゞ
例えば上記の画像。
縦2560px×横1600px(kindleの推奨寸法)。
この画像サイズは3.01MBです。(写真は高解像度のものを使っています)
これに例えば下半分に帯を付けて顔写真(高解像度)や文字を書いても
15MBくらいで収まるでしょう。
ですので、めいっぱい写真などを使っても50MBにはほど遠いので、
表紙1枚ならサイズを気にしなくても全く問題ありません。
※アップロードの際は、画像を圧縮しないでそのままのサイズで行います。
圧縮すると、Amazonのサムネイルでは、画像が粗くなって美しく見えません。
3.画像ファイルの形式
jpgとtiffの2種類。
tiff(ティフ)はあまりなじみがないかもしれませんね。
tiffはファイルサイズが大きくなってしまうので、一般的にはjpgで作成します。
4.画像作成をする際の設定
説明はPhotoshop CCの画面を使っています。
5.おすすめの無料画像サイト
電子書籍の表紙にも使える無料の画像サイトをご紹介します。
他にもいろいろあるかと思いますが、利用規約を読んでその画像が
使用できるかどうか、クレジット表記のなどを必ず確認するようにしましょう。
表紙の作成はなかなか面白いです。
この記事が少しでも参考になればうれしいです。
コメント